チャットレディは、自分の好きなタイミングで働けたり、長時間配信するほど収入が増えやすいため、人と話すのが得意な方にとってはやりがいを感じやすいお仕事です。しかし、これらのメリットがある一方で、知らず知らずのうちに生活リズムが乱れ、体調やメンタル面で苦しくなってしまうケースもあるようです。NMRグループが行った50名へのアンケートでは、「正直きついと思う瞬間は?」という問いに対して、さまざまな回答が集まりました。人それぞれ感じ方は違いますが、特に多く挙がった意見をいくつかご紹介します。
目次
つい頑張りすぎてしまう
チャットレディの報酬は、配信時間が長くなるほど、そしてお客さんの数が増えるほど伸びやすい傾向があります。そのため、「ここで頑張ればもっと稼げるはず」と思い、結果的に気づけば夜通し配信しているという状況になりがちです。昼夜逆転の状態が続くと、睡眠不足や体力の低下につながり、稼ぎたい気持ちとは裏腹に体調やメンタルを崩してしまうこともあります。
短期間だけなら多少の無理は利くかもしれませんが、同じペースで続けているとモチベーションが一気に落ちたり、燃え尽き症候群のように心身ともに限界を迎えるリスクが高まります。稼ぎを維持するには長期的な視点も大切になるため、自分なりの休息タイムをしっかり確保することが必要です。
▼アンケート回答
「一度にたくさん稼ぎたくて、気づくと朝まで配信していました。最初は『今頑張れば大丈夫』と思っていたのですが、数日たった頃には体力的にも精神的にもヘトヘトになってしまい、最終的に1週間以上休むはめになりました」(あまねさん・24歳)
「初めのうちは睡眠時間を削っても報酬が目に見えて増えるのでやりがいを感じましたが、体調を崩してから一度リセットするのに苦労しました」(みぅさん・22歳)
お客さんが来ないとモチベーションが下がる
新人の段階では、リピーターがまだいないため、長い待機時間を過ごすことが多いです。誰にも呼ばれずにカメラの前で待ち続けるのは思った以上に孤独で、「このまま稼げないんじゃないか」「センスがないのかも」と不安になる方も少なくありません。
待機中の工夫や時間帯の調整で徐々に改善する場合は多いのですが、最初の“お客さんゼロ状態”で心が折れそうになるのがチャットレディ初心者にとって大きな壁になりやすいです。
▼アンケート回答
「始めたての頃は、とにかく人が来ない時間の長さが一番つらかったです。『こんなに待ってるのに誰も来ない…』と落ち込んでしまって、待機が嫌になりました。プロフィールや写真をほとんど何も書いていない状態で始めたのが原因だったかもしれません。」(Rさん・21歳)
「在宅からスタートしたものの、待機地獄で一度やめている経験があるのですが、引っ越しを機に、通勤チャットレディに切り替え、スタッフさんにそのことを話してみたら、写真や待機画面の雰囲気を明るくしてみよう、という提案で、初日から1時間きっちりお客さんがついてとてもうれしかったのを思い出します。」(ユリさん・25歳)
めんどくさいお客さんがいる
接客業である以上、どんなに明るく親切に振る舞っていても、苦手なお客さんに当たることは避けられません。プライベートな質問を執拗に繰り返す方や、ノンアダルトジャンルでアダルトなリクエストをしてくる方など、モラルに欠けた要求をする人も存在します。
こうしたトラブルがあると疲労やストレスが一気に増してしまいますが、ブロック機能を使うこともできるため、無理に我慢するよりも自分を守るための仕組みを活用することが大切です。
▼アンケート回答
「『今どこに住んでるの?』としつこく質問されて、正直恐怖を感じました。嫌な思いをする時間のほうが長くなりそうだったので、思い切ってブロックしました」(みれいさん・26歳)
「ノンアダで“もっとセクシーなことをやって”と要求してくる男性は、軽く受け流してますが、即ブロ、」(ほのかさん・20歳)
在宅だと気持ちの切り替えが難しい
在宅は自分の部屋で配信できるメリットがある反面、仕事とプライベートの境目が曖昧になりやすいというデメリットもあります。稼げるようになるとさらに配信時間を増やす方もいるので、配信を切り上げても落ち着かなくなったり、ずっと同じ部屋にいることで気分転換がしにくくなったりすることもあるようです。また、気軽に情報共有ができる相談相手がいなければ、自分一人だけで悩みを抱え込みやすく、結果としてどこかで心身のバランスを崩してしまうことが珍しくありません。
▼アンケート回答
「家族にも友人にも内緒でやっているので、悩みを相談できる人がいないのが辛かったです。うまくいかないことがあっても誰にも話せず、部屋にこもって気分がどんどん沈んでいきました」(チョコさん・28歳)
「仕事モードのまま切り替えられず、夜中にベッドに入ってもすぐ眠れないんです。オンとオフのメリハリをつけられるように、専用の配信スペースを作って定期的に模様替えをしてみたら少しラクになりました」(りくさん・23歳)
チャットレディの仕事がきついと感じやすい人の特徴
「すぐに稼げる」と思っている
初期の段階は、常連のお客さんがつくまで地道な努力が必要になることも多く、一足飛びに大金を稼げるのは一握りです。「すぐにお金が入る」と思い込みすぎると、最初の数日や数週間で理想とのギャップを大きく感じてしまい、早々にモチベーションが下がってしまう可能性があります。
人と話すのが極端に苦手
チャットレディは会話を通じてお客さんを楽しませるお仕事です。流暢に話せなくても大丈夫な場面は多いですが、少なくとも「相手の話を聞き、何かしらのリアクションを返す」ことは求められます。会話自体が苦痛な場合、長時間の接客にストレスを感じてしまいがちです。
「口下手だからダメ」と落ち込む必要はありませんが、まったく人の話を聞くのが好きではないとか、コミュニケーションを取ること自体が嫌いな場合は向いていないかもしれません。
感情を切り替えられない
チャットレディをしていると、時には失礼なことを言われたり、理不尽な要求をされたりします。そこを「変な人もいるんだな」と切り替えられる方はダメージを受けにくいですが、いつまでも「あんなこと言われて最悪…」と引きずってしまうタイプは、心の負担がどんどん大きくなってしまいます。
割り切りが得意ではない人ほど、嫌な体験をなかなか忘れられずにモチベーションが下がりやすくなり、気持ちの上で続けるのが難しくなるようです。
ひとりで仕事をするのが苦手
在宅チャットレディの場合、通勤の手間がかからず自宅で作業できるのはメリットですが、そのぶん孤独感を抱えやすいという面があります。職場に同僚がいれば悩みを共有できたり雑談で息抜きができたりしますが、自分一人しかいない環境だと不安を抱え込んでしまいがちです。
モチベーションが下がったときも自分で立て直す必要があるため、「誰かと励まし合いながら仕事をしたい」と思うタイプの方は、在宅ではなく通勤型のチャットレディにチャレンジしてみるほうが向いていることも考えられます。
こんな人なら続けやすい!チャットレディに向いている人の特徴
たとえ最初は不安があっても、次のような特徴に当てはまる場合は続けやすいと言われています。人と話すのが好き、または得意な人ばかりではなく、「聞き上手」「研究熱心」といったさまざまな資質が生きることもあります。
おしゃべりが好き
普段から情報収集が好きだったり、自分から話題を振るのが得意であれば、初対面のお客さんでもすぐに打ち解けやすく、リピーターをつかむきっかけになります。 もちろん「話ベタだから無理」とあきらめる必要はありませんが、どちらかというとおしゃべり好きな方が有利なのは事実です。相槌やリアクションで相手を盛り上げるのが好きなタイプも続けやすい傾向があります。
試行錯誤するのが好き
試行錯誤することが苦ではない、むしろ新しいやり方を試してみるのがワクワクするというタイプは、自発的に研究を続けながら成果を伸ばしやすいです。チャットレディは「どうしたらもっと稼げるようになるか」「どんなプロフィールがウケるか」「時間帯を変えてみたらどんな反応になるか」といった具合に、自分なりに工夫を重ねながら成長していける仕事です。 配信内容や見せ方を工夫しているうちに、自分に合ったスタイルが確立できる可能性が高まります。
感情を切り替えられる
お客さんの中には、言葉遣いやリクエストがきわどい人もいます。それを受けても「まあ、そういう人もいるよね」でさらっと流せる人はストレスをためにくいです。
反対に、ちょっとしたことでずっと落ち込んでしまうと、配信のテンションも下がりやすくなり、結果的にパフォーマンスや稼ぎに影響が出てしまうので注意が必要です。
お金を稼ぐことにモチベーションがある
チャットレディの仕事は、コツをつかめばしっかり収入を得られるチャンスがあります。明確な目標や、稼ぎたい理由があるとモチベーションを保ちやすく、嫌なことがあっても「お金のために頑張ろう」と前向きに取り組める方が多いです。 「とにかく高収入を目指したい」「生活費を安定させたい」「資金を貯めたい」など、具体的に稼ぎたい金額や目的があると仕事への意欲が湧きやすいでしょう。
在宅できついと感じるときは通勤チャットレディも検討してみては?
家で働けるのは魅力的ですが、気分転換がしにくかったり、誰にも相談できない孤独感を抱えたりするデメリットもあります。オンとオフの区切りをつけるのが難しいと感じるなら、通勤型のチャットレディを選ぶのもひとつの手です。 同じ仕事をする人が周りにいると、ちょっとした悩み事やアドバイスを教えてもらえたり、一人で抱えていた相談や愚痴も、スタッフやほかのチャットレディさんに気軽に打ち明けられるため、精神的に楽になることも珍しくありません。
NMRグループで自分に合った働き方を探してみませんか?
チャットレディは、慣れやコツをつかむまで時間がかかるかもしれませんが、自分の生活スタイルに合わせて自由に働けるのが魅力です。とはいえ、最初は悩むことも多いでしょう。NMRグループでは、在宅と通勤のどちらにも対応した環境を用意しており、スタッフのサポートを受けながらスタートできるシステムが整っています。 1日体験入店などの制度を利用すると、実際にどんな雰囲気なのか、どの時間帯が自分に合っているのかを試せるのが大きなメリットです。やってみるうちに、「意外と昼間のほうが向いてる!」「通勤して他の人と交流しながらのほうが続けやすい」といった新たな発見があるかもしれませんよ。